あの人のあの性格なんとかならないのかな?
自分の神経質なところってどうにかならないかな?などなど……
自分や他人、愛犬の性格について「もうちょっとどうにかならないのかな~?」と、悩むことってありませんか?笑
夫婦関係、子育て、職場での人間関係、後輩指導などなど、色々なところで相性や性格について悩むことが多いのではないかと思います。
実は最近、パーソナリティー心理学を少し勉強しています。この分野は基本的には人間のことしか書いていないのですが、やはり犬にも当てはまるなぁ~と思うこともたくさんあります。
今日は性格って治るの?というテーマでお話します!
「悪い性格」はもう治らないの?
結論から言います。性格は治りません(笑)
絶望でしょうか、爆笑でしょうか。
実は、最近の遺伝子学では性格は持っている遺伝子で決まるということが判明してきたようです。例えば、物事に対して繊細で神経質な人っていますよね。日本人は鬱になりやすい遺伝子を持っていると言われています。人がストレスを感じた時に、そのストレスを和らげようとするのがセロトニンという神経伝達物質です。きっとご存知の方が多いと思います。
このセロトニンが不足すると、慢性ストレス、慢性疲労、イライラ、鬱など様々なメンタル面での不調が出てきます。実はこのセロトニン、腸内にもたくさん存在していて、腸の運動機能にも影響しています。腸が第二の脳と言われる所以はここにもあるんですね。つまり、セロトニンが不足してくると、腸の調子が悪くなるので、ストレスで下痢が起こったりするということになります。
いやはや、この数ヶ月の私の不調はきっとこのセロトニン不足であることは間違いありません(笑)
神経質は遺伝する
さて、このセロトニンの濃度を調整するために「セロトニントランスポーター」というものがあります。セロトニントランスポーターには2種類の型があるそうです。S型とL型です。厳密にいうと、SS型、SL型、LL型という3種類があります。血液型みたいですね(笑)
この形は遺伝子によって決まってしまうそうなのです。S型であれば神経質、L型はおおらかであまり気にしないタイプ。実は日本人はS型の遺伝子を持った人が多いそうです。L型はヨーロッパなどの欧米人に多いとのこと。なんとなーくわかる気がします(笑)
犬だと、赤色の毛を持つ犬は遺伝子的に神経質な気質になりやすいと言われています。
ブリーディングの世界でも、親犬の性格が仔犬に遺伝すると言われています。
性格は治らないけど行動は変えられる!
どんなにトレーニングをしても性格は変えられませんが、性格に合わせてトレーニングをすることで、悪いところを補ったりフォローすることもできますし、良いところを伸ばすこともできます。性格は変わらないけど、行動は変えられる(笑)
人の場合は本人が自分の性格に気付かない限り行動を変えることはできないけれど、犬は飼い主さんが気が付いて、トレーニングをすれば行動が変わります。ある意味ラッキー?!笑
どうせなら、愛犬の良いところを引き出して、悪いところも笑って楽しめるくらいになれるといいですね。ついでに、自分の性格も分析してしまうと面白いかも!笑
ちなみに、我が家のポエムさんは、とーっても意地悪です(笑)そんなところも可愛いなーっと思う親心です(笑)
幼稚園のワンちゃんたちにも、性格悪いなーと思うことがたくさんありますが、それもまた個性で、楽しいです(笑)
人のパーソナリティー心理学の理論が犬にも当てはまるところがあるのではないかと思うので、それはまた別でお話したいと思います!